木曾義仲副家紋(天下統治の紋)
五七の桐紋は、菊花紋に次ぐ皇室の副紋であり、後鳥羽天皇が木曾義仲公へ下賜された紋である。
この紋は後に足利幕府・豊臣秀吉も使用して広く知られた。明治以降は、内閣総理大臣の紋として
天皇より授けられた、また身近では硬貨の最高値である500円硬貨にも使用されている。

木曾義仲の家紋

文責:木曽軍源義仲全国友の会丸山勝己

五七の桐紋

笹竜胆は源氏の頭領紋?
源頼朝公の紋・源氏の紋とか源氏頭領の紋と云われている。しかし、歴史的確証に乏しい。
源氏は笹竜胆と一括りにすることは疑問である。二引き紋や五七の桐紋を使わなかったのは、既に
木曾義仲の紋として知られていたので嫌い使用しなかった。
源頼朝頭領紋か紋

木曾義仲家紋(征夷大将軍の紋)
二つ引き紋は、本来、天皇が征夷大将軍に授けられる紋で、後白河法皇が征夷大将軍木曾義仲公に授けられた、所謂武士の最高峰の証の紋である。合戦の折には幟に勅命の印しとした。(木曾古文書館所蔵の義仲肖像画に従者が二つ引きの幟を立てている)
清和源氏の末裔である足利氏もこの紋を継承している。二つの線は昇龍・降龍を現す。

二つ引き紋

笹竜胆紋
木曾義仲肖像画
(木曾古文書館所蔵)